6月の運気:庚午一白水星

6月の境内の様子に文字カバー

6月5日の芒種の節から7月5日まで庚午一白水星の月盤となります。芒種とは稲や麦など身の外側に固い毛をもつ穀物類の種を撒く季節をいいます。

千葉ではだいたいゴールデンウィークに田植えをしいます。神宮神田では5月の中旬、もうひとつの神田である伊雑宮では6月24日に御田植え祭りが行われます。高知の知人に聞くと4月上旬に田植えをすると話していました。

神道はお米が中心なので、芒種の節に撒くのはお米のような気がしますが、実際と比べると随分ズレがあります。

また、先月下旬に伊勢神宮に参拝しましたが、三重県は麦作が多く道中見た景色はすでに麦秋でした。中国由来の季節を表す言葉のため、実際の日本とは時期がずれます。しかし、時々二十四節気と気候が一致しているときもあるので面白いですね。

さて、今月の運気です。今月は庚午一白水星です。

庚(かのえ)は7番目の十干で西に位置し陽の金気です。糸巻きの心棒を描いた象形文字で先月からの継承と継続を指し物事を結実させる働きがあります。

午(うま)は7番目の十二支で、時刻は正午の前後二時間、方位は南、五行は火をあてはめます。その形はもちをつく杵を描いています。上下や縦横に交差し、意味は逆らう・背く意味があります。

一白水星はその卦象卦徳は「水」で「陥る」です。無色透明の水はどんな色にも染まることができるうえ、生きとし生けるもの全てに恵みをもたらします。一白水星は北、冬に属し、易では坎の象意です。

干支や星の組み合わせをみると、今月は良いとも悪いともいえない月となりそうです。一白水星の本宮である坎宮は六白金星の暗剣殺となり、悪い変化が激しい月となります。

一白水星は今日から明日の境目にあり陰と陽の交わり、人と人との交わりの交差点にあります。先月から続く倦怠感からなかなか抜けない暗示があり、次第に頑固で自分勝手が目立つようになり苦労します。

苦労したこと・努力したことがゆっくりとですが確実に実を結ぶときがやってきますので、未来を見据えて軽率な行動は慎むようにしましょう。

20日に都知事選の告示が控えていますが、前半の勢いだけで結果は人気投票に終わりそうです。都民の皆さんは、しっかりと見て聞いて判断した上で投票ください。オーバーツーリズムが問題になっていますが、良い解決策が見つからず問題は山積みのままです。日本は十分に観光資源があり、おもてなしが行き届いた国民性のため、相手優先の考えは美徳ですが国益や地元の利益に関わる事は毅然とした態度で対応しましょう。

そろそろ全国的に梅雨の時期に投入ですが、雨は例年通りの梅雨らしい時期となるでしょう。

6月の境内の様子:赤いホタルブクロ、ドクダミの花