令和5年7月の気運:風雷益

令和5年7月の境内の様子

大和八幡神社の信者・崇敬者・親和者のみなさま、こんにちは。6月はいかがお過ごしでしたか?わりと梅雨らしいお天気でしたね。先月もおかげさまで無事に過ごすことができました。

6月のおみちびき

6月は皇室による外交活動が目立ったように思います。

天皇皇后両陛下のインドネシアの訪問、高円宮妃殿下と承子女王がヨルダン皇太子の結婚式に参列なさったことが印象に残っています。陛下や皇室の方々が御活躍なさるお姿は、誇らしいですね!

先月の易占はなんとか耐えている意味の「沢風大過」を得ました。皇室のおかげで私たちは日本人であることを忘れないでいられるギリギリの状態なのかもしれませんね。多様性の一方で忘れてはいけないこと、大事なことがあると思います。

さて、セイコーハウス銀座ホールで坂東玉三郎さんの衣装展を間近で見てきました。

5月にはじめて歌舞伎の世界に触れて「意外と敷居は高くない」と思いましたが、これが「粋」「美学」なのかと感動してきましたよ。最高の伝統を「敷居は高くない」と思わせる凄さに感動しました。(和光に足を踏み入れたのも上京して初めてで凄く嬉しかったです!)

話は違いますが、確か体操選手が「誰でもできる」と思わせることができるのがプロと言われていました。その道の頂点の人は考えていることが違うので学ぶ事は多く刺激になります。

Twitterに投稿しましたが、Bingで「神道大教」と検索した際の結果に他によく検索されているスペニットの中で「神道13派 邪教はどれ」があり驚きました。ギリギリの状況は信仰も同じかもしれません。

信仰は特別なことではありません。逆に何もないと思います。何かに対してお礼が言いたくなるときってありませんか?何かに対してお願いしたくなるときってありませんか?「何か」が私達の場合は「日本の神様」なだけです。そこに邪教ってあるのかしらと思いますが、どうなんでしょうか。

外出先で社用車のバッテリーが上がってしまい、施主様には大変お世話になりました。近所だったため一度神社に帰り、神社でエンジンを掛けたままにしておきました。普段の車で戻り神事を済ませて、詰めるだけ詰めて、乗せられなかった祭壇は施主様のお車で運んでいただきました。

社用車は先代時に購入した車なので平成21年から乗っています。もう13年以上乗っていることになりますね。9月に車検を迎えるため、そろそろ買い換えの時期なのかも知れません。社用車もギリギリの状況だったのでしょうね。

私たちは何かしら常にギリギリでいきているように思います。地球環境にしろ、国のあり方、人の心。見直しの時期が来ているのかもしれません。

7月の気運:風雷益 2爻変

7月7日の小暑の節より8月7日まで月命己未(つちのとひつじ)三碧木性の月になります。

己は6番目の十干で季節と季節のあいだの移り変わりの時期、方位は中央の土性のじめじめっと腐らせるなどの陰気を意味します。「記」「紀」「起」に通じ、知己や克己の言葉があります。

未は8番目の十二支で午後1時から3時にかけてのお昼過ぎの時間帯になります。方位は西寄りの南または中央で、五行では土性になります。未は未完成の「未」であるため、いまだできていない状態の意味があります。

三碧木性は季節は春、方位は東をさし、植物は杉のようなまっすぐ点に伸びるような木や新緑や青色を意味する。易では雷を表し、震い動く事象がある。雷から電波や電子になり、パソコン・コンピュータ、雷は音で分かるので、声につながります。

月盤をみると、五黄が西の宮に回座するため、東の雷宮に回座する一白水性が暗剣を持ちます。申月であるため、艮宮の六白金性に破がつきます。

今月は世界情勢はめまぐるしく動くようです。それに伴って国運は改善し、やっと国民は安心することができるかもしれません。特に飲食や農業に朗報があるかもしれません。

ただ、スキャンダルや隠し事が露わになるかもしれませんので、そのまえに片付ける問題も次々に起こるようなので、国民は空虚な感じがするようです。

さて、易占です。今月は上卦は巽、下卦は震の「風雷益の2爻変」を得ました。巽は四緑木性、震は三碧木性の今月と同じ星です。

雷が多い年は豊作になると昔から言われています。雷により空気中の窒素が植物が吸収しやすいカタチとなり豊作に至ると考えられています。

雷は突然落雷しません。そのまえに、「あ、どこかで雷が鳴っているな」と気づきます。そのうち風が吹いてきて、空が曇り、雨がパラパラと降ってきます。大体が雷は雲とセットです。雲が移動するには風も必要になります。

最近では突然雷が鳴ったかと思うとバラバラっと大粒の雨が降ってきます。ゲリラ豪雨が増えたように思います。ゲリラ豪雨にも気をつけたいところです。

今月の卦は豊作を予言した卦といえるでしょう。ただし、卦のカタチをみると大地に双葉をはやしたようなカタチの震の卦。2爻変のため、まだまだ芽を出したばっかりで油断はできません。

私も植物を育てていますが、やっと出た芽もナメクジやネキリムシにぷつりと双葉をきられることがしばしばあります。また、他の植物に遮られ十分に光合成ができずに枯れてしまうことがあります。

今は草取りなのか、殺虫剤なのか、肥料か水か、どんなタイミングの時期なのかよく観察して適切な対応をする時期であると、2爻変は教えます。

今年もあと半月になった今、結果や成果を出すにはどんな手段や方法が必要なのでしょうか?よりよい人間関係を築きたいと願うのなら、目の前の人はどのような状況でしょうか?手を差し伸べる行為が必要な時期のようです。

それは世界情勢や日本経済にも言えるかもしれません。また、これから災害やゲリラ豪雨が多くなるかもしれません。どうぞ皆様ご注意ください、また災害に遭われた方々に必要な支援が届きますように、相手のことを本当に思って行動したいですね。