令和7年9月の運気:乙酉四緑木星月

みなさん、こんにちは。今月もどうぞよろしくお願いいたします。
9月だというのに暑いですね。当社のあたりはちっとも雨が降っておらず雨が恋しいです。
8月は御嶽教さんの御神火祭に参列させていただき、さらに御嶽山にも案内していただきました。御神火祭は担当の県があり、その県が一団となって奉仕されます。みなさんの信仰心や誇りを感じることができて、とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。

さて、今月の運気です。9月7日の白露の節から10月7日まで、月命乙酉四緑木星月となります。
乙(きのと)は木性の陰で東に位置します。その姿は「軋(きし)む」という字に通じ、芽が地上へと出ようとしながらも、石や根に阻まれて真っすぐに伸びられない様子を表しています。
十二支の「酉」は西に属し、季節は秋、性質は金です。実りが熟し、収穫を迎える時期を示します。酉にサンズイを加えると「酒」となるように、稲が米から酒へと変わるように、実ったものがさらに熟成してゆく段階を象徴します。
九気は 四緑木星。卦象は「風」、卦徳は「伏入」を意味します。風は形をとどめず「噂・デマ・風評」といった象意を持ちます。また四緑木星の木は、大樹が枝葉を繁らせ、根が地中深く広がる姿。細事にとらわれず本質を見抜き、人とのつながりを活かすことが今月の要となります。
ただし五行は「木・金・木」と相剋の関係。金性の酉が弱く、せっかくの熟成が腐敗に転ずる懸念もあります。成果を得られぬ場合も想定し、裏で別の選択肢を備えておくことが肝要です。
今年、国家を司る五黄土星は艮宮にあり、常識が覆り変化せざるを得ない時代を示しています。今月はさらに乾宮に回座し「動いて止まぬ」象。そこへ四緑木星の象意が重なるため、国の行方は外国との交渉に揺れやすく、軽々しい姿をさらさぬよう願いたいものです。国民は、権力者の発する“デマとも真実ともつかぬ情報”を冷静に見極めねばなりません。煙なきところに火はなく、風が炎を広げます。その風を起こすのは私たち自身であることを自覚したいところです。
自然界では、収穫を迎えた農産物に再び災いが重なり、天災や人災が頻発しそうです。物価はさらに上昇し、一度上がったものは戻りにくい暗示。身近な贅沢や小さなご褒美すら重くのしかかる場面もあるでしょう。
気象も落ち着かず、9月は台風が相次ぎ、各地で強風・突風・落雷・ゲリラ豪雨といった急変の天気が予想されます。健康面では、百日咳やコロナなどの感染症、さらには花粉症や熱中症にも注意が必要です。季節は移ろえど暑さはなお厳しく、体調管理を怠らぬよう心がけたいものです。
避けるべき方位:東南、東
幸運な星:六白金星、二黒土星、三碧木星
