六月の二十四節気:芒種と夏至

みなさん、こんにちは。15日となりましたのでブログの更新です。今年は二十四節気についてご紹介しています。
六月の二十四節気には芒種と夏至があります。最近の日本の夏は「猛暑日」ばかりで何やっても暑いだけの情緒がない感じがします。それは暦の夏は立夏を迎えた5月上旬から8月上旬までの、現代の私たちが思う夏とずれていおり、ずいぶんと過ごしやすい季節になっています。
今年は6月5日に芒種を迎えました。天文学的にいうと太陽が黄経75度を過ぎる午後6時57分に芒種を迎えました。
芒(のぎ)は稲や麦など穀物の穂先にある髭のような突起を刺し、穀物の種をまく季節をいいます。千葉県のお米は早生なのでゴールデンウィークあたりに田植えをしますし、お米の品種によって田植えの時期が早まっているようですが、全国的には田植えを見かけます。
芒種の頃より雨が多くなり、そろそろ梅雨入りすることを教えてくれます。実際に今年は6月10日に梅雨入り宣言がありました。
七十二候の末候には「梅子黄」とありますが、先日境内の梅の木から梅をとり、梅酒づくりをしました。取り残した梅の実が、まだぽつりぽつりと落ちています。落ちた梅の実は黄色みを増しています。
- 螳螂生(かまきりしょうず)
- 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
- 梅子黄(うめのみきばむ)
夏至は一年で昼が一番長く夜は短くなり、夏至が近づくにつ入れて日に日に夕暮れが遅くなり19時を過ぎてもまだ明るいことに驚きますが、この日を境に少しずつ昼が短くなっていきます。天文学的にいうと太陽が黄経90度を過ぎるときをいい、今年は6月21日11時42分です。
梅雨のまっさかりでしとしとした長雨が続く頃なので、現代の私たちがイメージする真夏のイメージからはほど遠い感じがしますが、 夏季の真ん中にあたりで夏の気が頂点に達する時です。
また、忙しかった田植えがそろそろ落ち着く頃で、稲の神が山へ帰る神事が始まります。おはぎや赤飯を炊いて神棚にお供えして豊作を祈願します。
これからだんだんと暑くなり疫病が流行り出しますので、疫病神を鎮める祇園祭が7月1日から始まります。
- 乃東枯(なつかれくさかるる)
- 菖蒲華(あやめはなさく)
- 半夏生(はんげしょう)
