9月の運気:癸酉七赤金星
お盆を終え処暑が過ぎ、白露を迎えようとしているこの頃、少しずつ秋の訪れを感じるようになってきました。
来月10月21日に神道大教・神道大教院では創立150年記念大祭が行われます。私にとっては今年一番の出来事になるため去年から準備してきました(といっても、お手伝いですが)。あと2ヶ月弱、成功するためにやれることは努力したいです。また、当社は9月に大教院から御分霊を頂きましたので、今月の月次祭はより一層心をこめて奉仕したいと思います。
さて、今月の運気です。
9月7日白露の節より10月7日まで、月命癸酉七赤金星の月盤となります。
癸(みずのと)は10番目の十干で水の陰気、季節は冬。四方から突ける鉾を描いた象形文字で、揆(はかる)、睽(そむく)に通じ、不要なものを苅り払い正しい筋道に正す意味があります。
酉は10番目の十二支で金性の陰気、季節は秋。発酵を促し成熟させ別のものへ変化させる働きがあります。
今月は成長した枝葉が成果物の成長を妨げないように外部からまたは自分自身で変化を促す作用が働きます。
そして、九星の七赤金星の卦象は「沢」で卦徳は「悦・説」、易では「兌」になります。
今月の干支九星の組み合わせは水金金と「金生水」で相正であり、良い運気といえるでしょう。ただし、金の気が重なるので辛辣や冷酷に傾かないように、思いやりの心を忘れずに見方や捉え方を柔らかく朗らかに応対しましょう。訴訟や討論、飲食中の会話、根回しが今月の鍵です。
兌は口と足からなる漢字が表すように、人の交流の中で噂が一人歩きする暗示があります。成果物を喜び合う人がいれば、陰で妬む人もいる。余計な誤解を生まぬよう言葉を尽くして会話をしましょう。
七赤金星は人との交流が盛んになる働きがあります。一人ではできなかったことも協力し合えば難なく成し遂げることができます。互いを理解するために説明し、相手が理解できる言葉で語り、相手からの質問や疑問、反論には丁寧に向き合いましょう。またその逆も、些細な違和感が後々大きな問題にならないように、物腰柔らかく説明を求めましょう。問題に思えることも理解で正すことができます。そして、絆を深めましょう。
何事も強引だったり言葉足らずでは相手からの理解や協力、応援も得られません。兌の卦は一爻欠けと言われ、「不足」の暗示があります。綿密に計画を建てたと思っても、思わぬミスがあります。Wチェックを忘れずにいつでも修正できる余裕を持ちましょう。
今月は貿易や国内消費があがり経済活動に明るい展望が見えそうです。総裁選が今後の日本を左右します。しっかりと候補者の言動に注目しましょう。七赤金星は陰の星で来年は二黒土星の年になります、縁の下の力持ち的にサポートしてきた人物像の候補者に期待したいですね。今年も残り4ヶ月となりました。反省と復習、改善を怠らず年末まで頑張って進みましょうね。