令和7年11月今月の運気:丁亥二黒土星月

みなさん、こんにちは。11月になりました。あと2ヶ月で年末ですね。
暑くて長い夏がやっと終わったら、もう冬の気配です。
先月の10月19日矢切神社での奉納は無事に納めることができました。その後の御輿渡御も一緒にさせていただきました。矢切地区一丸となったお祭りは、さまざまな年代の人が楽しそうに参加している姿にとても心が温まりました。素敵なお祭りに奉仕させて頂きまして、ありがとうございました。
また、今月来月は実家の片付けのため、神社活動を休む日が多くなると思います。ご迷惑おかけしますが、なにとぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
さて、今月の運気です。11月7日の立冬の節より12月6日まで月命丁亥二黒土星月となります。
十干の「丁(ひのと)」は火性の陰気で、灯火(ともしび)や燭台の火を象徴します。太陽のような強い陽火ではなく、人の心を照らす穏やかな火といえます。この火は周囲に光と温かさを与える一方、風が強ければすぐに消えてしまう繊細さを併せ持ちます。そのため、目立ちすぎると打たれ、控えめであってこそ力を発揮する「出る杭は打たれる」運気ともいえます。人との調和を保ちつつ、自らの信念を静かに貫くことが、丁の気を生かす要点です。
一方、十二支の「亥(い)」は水性の陰気に属し、方位は北北西、十二支の最後に位置します。『説文解字』には「男女が子を抱く形」と記され、「核」や「刻」すなわち生命の根源を内に宿す象意を持ちます。
丁の火と亥の水は相剋の関係にあり、火が水に抑えられる=自我を制し、内面を磨くときを示します。外に出て主張するよりも、内側で力を蓄え、次の芽吹きに備える流れです。そのため今月は、静かな情熱・控えめな努力・誠実な積み重ねが幸運を招く時期となります。
今月の九星は「二黒土星(じこくどせい)」です。二黒は土性の陰に属し、易では「坤(こん)」に配されます。その象意は「大地」。すべてを受け入れ、包み、育む母なる土を象徴します。この星は「受動」と「育成」を本質とし、目立つよりも陰徳を積むことで運を養う星です。人に尽くし、環境を整え、日常の小さなことを誠実に続けることが開運につながります。派手な行動よりも、足もとを固める慎重さと謙虚さが求められる時期です。
また、『古事記』の序文に「乾坤」と書かれ、「乾」はあめ「坤」はつちと読ませています。二黒の「坤」は「乾」に対して陰陽の調和を成す存在です。
今月はこの「坤」の気が強く、目立つ成果よりも次の成長を支える基盤づくりの月といえるでしょう。仕事や人間関係においても、誰かを支える姿勢が信頼と安定を生みます。
気学では立春をもって一年の始まりとし、11月の月盤は二月と同じ配置を取ります。つまり、「始まり」と「締めくくり」が重なる特別な月です。年初に立てた目標を振り返り、現状の確認と修正を行うのに最適な時期です。成果を求めるよりも、「何を得たか」「何を学んだか」に目を向けることで、次の年に向けた道筋が見えてきます。
丁亥の火水相剋が象徴するように、今月は表面上の動きよりも内面の整理・思想の再構築が重要です。焦って新しいことを始めるよりも、今ある環境を整え、静かに次の芽を育てるときです。
全体としては、二黒土星の「育む力」と丁亥の「内なる火」が調和し、静けさの中に新しい息吹が宿る月といえます。誠実さ、感謝、そして地に足のついた行動が、運気を安定させる鍵となります。
高市内閣による日米首脳会談など、順調な滑り出しを見せていますが、今月は古い体制との衝突も予想されます。
陰の気が強まるため、表立った動きよりも「話し合い」や「根回し」といった見えない調整が増える傾向です。情報発信のあり方を見直すことが、成果につながりやすい時期でもあります。
国政では、農業政策・医療・社会福祉・移民問題などが主な議題となりそうです。しかし、すぐに解決策が見つからない暗示があります。国民一人ひとりが「選挙以外の形で意見を届ける方法」を模索する姿勢が大切になるでしょう。
今月は晴れの日が少なく、洗濯物が乾きにくい日が続きそうです。天気予報をこまめに確認し、必要に応じてコインランドリーを活用するのがおすすめです。
また、「風邪は万病のもと」といわれるように、体調が不安定になりやすい時期です。
身体が重く感じたり、だるさが続くときは無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。
避けるべき方位:西南西、南南東、北
幸運な星:四緑木性、一白水星、六白金星


