喜怒哀楽が豊かなのは人間らしい、という勘違いによる罪

大和八幡神社の信者・崇敬者・親和者の皆さん、こんにちは。

5月22日で勝田に鎮座して21年を迎えます。昨年20年を記念して、境内の木を大きく伐採し、神殿の内陣や留め具をキレイにしました。

業者さんにはとても丁寧に仕事をしてもらいましたが、残念なことがあり、自分の欠点に気づかされました。

怒りに対する苦手さの背景と育った環境の影響

私は「これ、おかしいんじゃないの?」「あれ?」と思うことを言えない癖があります。何も言わずに無難に過ごし、問題を起こさないように家族や他人さらには業者に気を遣ってしまいます。

私をよく知る人なら、「うそでしょ?」と驚くかもしれませんが、実は怒るのが苦手です。

私の父親も同じでした。私たちはうまく伝えることができず、感情が先に出てしまうのです。私は「いい子ちゃん」だったので、怒られることは少なかったですが、そのために感情的に怒られることに慣れていません。

また、母は怒ると最後まで無視します。ご飯を作ってもらえず、学校の準備にも支障が出るため、私は自分が悪いと思わなくても謝りました。親以外にも、私の周りには怒りっぽい人が多かったように思います。

そのような環境で育ったため、「怒ることは自分の要求を通すための有効な手段だ」と勘違いしていました。

感情の表現と要求の伝え方の違いについて

しかし、ある時、怒っている自分を鏡で見て、「怒るのは恥ずかしいかもしれない」と気づきました。また、「ひょっとして怒らなくても、伝えたいことが伝わればいいんじゃないか?」と気づきました。

それまでは感情が人間らしさの一部であり、無駄な感情は存在しないと思っていました。しかし、私は感情と感情を表現することは別物だと学びました。

例えば、宿題をせずにゲームばかりしている子どもに怒る必要はないはずです。宿題をやれば目的は達成されます。宿題をしなかった結果を学ぶことも重要かもしれません。

上手な怒り方は、感情的にならずに要求を伝え、交渉することです。こちらの要求が通ることができれば、さらに良い結果が得られると思います。

アンガーマネジメントをしり怒りの感情と表現の違いを学ぶ

だけども、なかなかこれが難しいのです。最近ではアンガーマネジメントが流行っているそうです。ChatGPTにアンガーマネジメントに質問したら以下のように返答がありました。

アンガーマネジメントは、怒りをコントロールし、自己コントロールを向上させる技術やスキルを身につけるプロセスです。怒りは、自分自身や周りの人々に対して、身体的、精神的、社会的な影響を与える可能性があるため、アンガーマネジメントは重要なスキルです。

よく「自己責任」と話題になることがあります。怒りや機嫌も自己責任なのでしょうか?

彼女(ChatGPTは中性的で個人の好みで性別が分かれそうです)は自己責任の部分もあるが過去のトラウマやストレス、社会的圧力、身体的健康状態、睡眠不足などが、怒りや機嫌に影響を与えることがあり、個人的な責任は、自分自身の感情を理解し、自分の感情を適切に表現する方法を学ぶことだと話します。

怒りは感情であり、それによって怒ることは表現であって、表現することには自己責任があると言います。

自己評価の問題と罪悪感についての認識

「感情は完全に自己責任ではない」と言っても、怒る人と怒らない人が存在するのはなぜでしょうか?

私が業者に怒れない、自分の要求を伝えられないのは、失敗した経験があるからです。業者に自分の要求を伝えたときに相手が不快な態度を示したことがあります。

もしも二度と関わることのない業者なら、おそらく要求を言うでしょう。「相手を怒らせるとめんどくさいな。新しい業者を探すのは大変だし」と我慢を選択します。これも選択肢の一つですが、私には他の選択肢がないように感じます。

「大変で面倒くさい」という気持ちには、「私には難しいし無理だ」「相手は私の言うことで不機嫌になるだろう」というネガティブな感情が隠れています。

おそらく私は自分自身を信じていないのでしょう。それは自分自身に対してかわいそうなことです。これも一種の自己否定や罪悪感です。

罪とは、本来の心を覆い隠してしまうことであり、それによって「罪」とされるのです。本来の自分を見失ってしまえば、見えなくなってしまいます。自分自身を見失わないことも罪と言えるでしょう。

この自己評価の問題は、長い時間をかけて築かれてきたものなので、改善するには同じくらいの時間がかかると思います。しばらくは怒ることが苦手だと感じるかもしれませんが、気をつけることを心がけます。

9月22日には地鎮祭記念日

次の記念日は9月22日になります。15日に秋季大祭を行いたいと思います。

といっても、本当に気持ちだけですが。5月15日も気持ちだけの春季大祭でした。5月には奉幣を納めました。9月には金銀の奉幣を作り、2階の神棚に祀りたいと思っています。

神社のお祭りにはいろいろお祭りがありますが、内容や件数については決まっていません。各神社がその歴史の中でなんとな~くカタチづくられていきます。

9月も内輪だけのお祭りになるかもしれませんが、SNS等で報告したいと思います。よかったらチェックしていてくださいね。