三月の二十四節気:啓蟄と春分

3月15日の境内の様子

 みなさん、こんにちは、啓蟄の節を迎え、境内もすこしずつ春らしくなってきました。しかし、寒い日があり、手袋や厚手に下着が手放せません。流行は先取りがおしゃれですので、厚着のままで華やかな春らしい色柄を取り入れていきたいですね。

 3月の二十四節気は「啓蟄」と「春分」で春の陽気がだんだんと満ちて暖かくなり冬眠していた虫や動物が目を覚まし、やっと春到来となる季節です。

 啓蟄(けちつ)の「啓」はひらく、「蟄」すごもる。土の中にこもっていた虫たちが春の陽気を感じで動き出し、地上に出てきます。この頃は雷が多く、「春雷」と呼び、雷の音を聞いて虫たちは目を覚ますと考えられたため「虫だしの雷」とも呼びました。

  • 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
  • 桃始笑(ももはじめてさく)
  • 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

春分は真東から登った太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるころ。天文学的には太陽の黄経が0度に達した日で、この日から一日一日と日が長くなっていきます。「春分の日」は国民の祝日で春のお彼岸の中日にあたります。

 お彼岸は日本独特のもので、もともと仏教行事でありましたが暦に記載されるようになり雑節となりました。おはぎや団子、稲荷などを仏壇に供え、先祖の墓参りをする習慣があります。 春分・秋分の日に太陽が真西に沈むので、仏教の西方浄土説が結びついたと言われています。

 宮中では皇霊殿で天皇御自らが歴代天皇・皇后・皇族の御霊を祀る儀式が行われます。戦前では春季皇霊祭の祝日でした。

  • 雀始巣(すずめはじめてすくう)
  • 桜始開(さくらはじめてひらく)
  • 雷乃発声(かみなりのこえをはっす)