10月の運気:甲戌六白金星

10月1日境内の写真

みなさま、こんにちは!いよいよ今月、西麻布にある本部の大教院で創立150年記念大祭が催行されます。私は舞を奉仕させていただきます。昨年から準備をして順調に進んでおりますが、できるかぎり練習を重ね仕上げたいと思います。

当社では、社用車に貼るマグネット看板をつくりました。「只今、祭典中」と書かれた看板と神社名が書かれた看板です。どこかで見かけたら、応援してくださいね。今月もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今月の運気です。

10月8日寒露の節より、甲戌六白金星の月盤へと移り変わります。寒露は、草木に降りた露が凍りつくほどの冷気を象徴し、季節が冬の訪れを告げる段階に入ったことを示します。

甲(きのえ)は十干の始まりで、天地が再び巡り、物事の始動を意味します。春を表す木性の陽気を持ち、「伸びゆく」という本義があります。固い種が破れて根が伸び始めるように、新たな改革や革新のエネルギーがこの月には満ちています。

戌(いぬ)は十二支の11番目に位置し、西北にあり土性の陽気を宿しています。「茂る」という意味を持ち、成熟や実りが期待される時期でもあります。

六白金星の卦象は「天」、卦徳は「剛」であり、易では「乾」を象徴します。乾は天の動きと同じく、止まることなく進み続ける力を意味し、目上の人や権威を表す象徴です。六白金星の金はまだ精錬されていない鉱物を指し、これからの成長や磨かれるべき可能性が含まれています。

このようなエネルギーが働く今月、変革の波に乗ることが成長への鍵となるでしょう。年長者や目上の人からの助力を得て、困難に立ち向かう胆力を養い、勇敢に行動することが求められる月です。

国内では与党の総裁選が行われ、新たな体制が整いました。古い慣習を打ち破る時、苦労を避けるのではなく、あえて困難に挑むことで大きな成果を得る機会が訪れています。

自身の能力を見極め、何が可能で何ができないかを冷静に判断すること。そして、次世代に何を引き継ぐべきかを考えることが重要です。考えることが行動の第一歩、次に続く二歩目で経験を積み、最後に改善を重ねて進むべき道が見えてきます。

ただ強さを追い求めるのではなく、柔軟さを持つ「剛」を目指すことが肝心です。行動を継続することで、賛同者が増え、自然と運も味方します。

また、政治の変革に伴い、国内外からの関心が集まる中、この機を逃さず日本の底力を示すことが求められています。今月と来月の動きが、幸先の良いスタートを切るかどうかの分岐点となるでしょう。

彼岸花