鍬入れの儀、鋤初めの儀のポイントを解説します!【地鎮祭の見せ場】

地鎮の儀は鎌鍬鋤で安全祈願をします:ヒヤシンス

地鎮の儀は鎌鍬鋤で安全祈願をします

草刈初めの儀、鍬入れの儀、鋤初めの儀

「鍬入れってエイエイエイっていいながら砂を崩すんでしょ?なんか恥ずかしいなぁ」「失敗したら余計に恥ずかしいよね・・・、なんだか憂鬱になってきた」

施主さんのお気持ちよく分かります。私もタイトルに「見せ場」って書きましたからね。

でも、ここが施主さんのシャッターチャンスなのです!作法は簡単ですので予習がてら読んで頂ければ「恥ずかしい気持ち」から「楽しみな気持ち」に変わると思いますよ。

 

今回の記事

  1. 地鎮の儀について
  2. 地域別所役の違い
  3. 鍬入れの儀の作法

最初にお断りします。当社の言い方や私の考えを元に書いていますので、地域によって、依頼する神社さんとは考え・捉え方が違うと思います。あくまでも、一例として読んで頂けたら幸いです。神道大教教範、「諸祭式要綱」、「神道辞典」、「建築工事の祭式」を参考にまとめました。

 

地鎮の儀について

土地の清め祓いが終わって次に行う行事が地鎮祭の最も特徴となります。鎌、鍬、鋤を使って設計、工事、建て主が安全祈願をし、その後神職が大地に神様へのお供えを埋納する儀式をします。これらを合わせて、地鎮の儀と呼んでいます。

鎌の行事を草刈初めの儀、または刈初めの儀と呼びます。鍬は、鍬入れの儀、または穿初めの儀といい、鋤は鋤初めの儀と呼んでいます。

私が使用する地鎮祭の祝詞にも「忌み鋤忌み鍬取りて」とあります。現代では、忌み鍬、忌み鋤が一般的のようですが、昭和30年代は忌み鎌と忌み鍬が主流で童女が行っており、童女がいない場合は神職が行っていました。

テレビ朝日の令和元年7月26日に行われた大嘗宮の地鎮祭の動画をみると、掌典職の方ががっつり盛り砂を壊していますね。本当に「土敷きならし」という祝詞言葉と同じように平らにしています。この時の作法は真ん中→右→左と鍬を入れています。

宮中祭典と一般祭典は違います。一般は変化が多く改良されています。私が奉仕する地鎮祭は厳粛な儀式というよりは参加型なので、施主さん家族にはとても楽しんで頂いておりますよ。こうやって一般祭典はどんどん変わっていくのだと思います。

ちなみに、大嘗宮の解体後も地鎮祭が行われます。

 

地域別:鎌鍬鋤の担当者の違い

北海道なし施主施工
関東設計施主施工
関西設計施工施主
広島施主設計施工
九州なし施主なし

九州は鎌と鋤がない代わりに槌を使います。地域性があって興味深いですね。

 

鍬入れの儀の作法について

基本の作法は、左、右、左と3回同じ動作を繰り返します。その際に弥栄を願い「エイ」と声をかけます。

以下、当社の作法です。細かく書きましたが、神職に促されるまま行って頂けば間違いありませんので、覚えなくても結構です。

 

鎌・鍬・鋤の基本作法

  1. 祭壇の正面で神職から鍬(鎌、鋤も同じ)を受け取ります
  2. 祭壇の中央に進み出て、神前の向かい深いお辞儀をします
  3. 盛り砂の前に立ち、軽くお辞儀をします
  4. 刃を右側に持ち替えて、左足を引きます
  5. 盛り砂の左側に刃を入れ手前に引きます。刃を盛り砂に入れる際に「エイ!」とかけ声をします
  6. 次に、右側をします
  7. 最後に左側をします
  8. 足を元に戻し、軽くお辞儀をします
  9. 祭壇の中央に進み、深いお辞儀をします
  10. 鍬を神職に返します

鎌の場合、左右左とせず三回刃を草に当てる仕草をします。

上手く見えるポイント

緊張しても、上手く見えるポイント3つです。

1.楽しむ
2.恥は捨てる
3.失敗を気にしない

皆さんが見ている前で作法するのは緊張しますよね。失敗しても大丈夫です。そのために神職がそばで控えています。安心して一生に一回くらいの地鎮祭なので楽しんでください。

 

当社では施主さんが緊張しないように和やかな雰囲気で地鎮祭を行っています。失敗をしたとしてもそれが良い思い出と思えるような雰囲気作りをしています。よかったら当社の出張祭典をご検討ください。

 

あなたの地域では地鎮の儀はどのように行われていますか?良かったらおしえてください。

 

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