地鎮祭の挨拶は3つだけ、行き当たりばったりで大丈夫

地鎮祭の挨拶は笑顔と簡単な挨拶で十分です

「地鎮祭の挨拶はどうしたらいいんだろう。緊張するから嫌だなぁ」「近所への挨拶は大事だとは思うけど、正直緊張して嫌だな。留守だったり手土産とかどうするのかな?」
こういった悩みを耳にします。今回の記事は地鎮祭の挨拶について書きました。挨拶といっても、スピーチがあるわけじゃありませんので安心してください。テンプレートも用意しました。覚えなくていいくらい簡単です。行き当たりばったりでも大丈夫ですよ。
地鎮祭は土地のお清めと神様から土地に家を建てる許可を頂くお祭りといいますが、それだけではありません。人と人、人と地域をつなげる役割もあります。簡単な挨拶で十分ですが、重要度は高いといえます。
今回の記事
1.地鎮祭の挨拶1回目・・・顔合わせ
2.地鎮祭の挨拶2回目・・・・直会の乾杯の挨拶
3.地鎮祭の挨拶3回目・・・・ご近所への挨拶
地鎮祭の挨拶1回目・・・顔合わせ
工事、設計の担当者に地鎮祭で初めてお目にかかる人が多いのではないでしょうか?
そうなると、「はじめまして」の挨拶が必要です。第一印象が悪いとなかなか挽回できないといわれます。たった2秒で終わるので、笑顔とセットで挨拶をすると好感度が上がると思いますよ。
「今日はよろしくお願いいたします(ニコッ!)」
「これからよろしくお願いいたします(ニコッ!)」
私が今までご奉仕した中で一番驚いたのが、親族の顔合わせでした。施主のお名前が夫婦連名で別姓で申し込みがありました。祭壇の準備をしていると施主夫婦とお二人のご家族が見えたので準備しながら伺っていると、「はじめまして、私が夫の○○です」という声が聞こえました!「○○の父です」など挨拶をしているではありませんか!
地鎮祭の挨拶2回目・・・・直会の乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は施主ではなく、工務店の工事担当者にお願いしております。ご家族だけの場合は施主の親族の長上者にお願いしております。たまに工事担当者さんの中には目立つことが苦手な方がいらっしゃるので、神社側がすることがあります。長文が苦手な私の挨拶は短いです。
乾杯の挨拶は定型文を覚えれば大丈夫です。もしそれでも、緊張するようだったら、「それでは乾杯したいと思います」だけで十分ですよ。
工務店の方は、次の一文を添えてもいいかと思いますよ。
もし、施主さんが挨拶をすることになったら、こんな感じでしょうか?
ちなみに、直会の乾杯の流れを書いておきますね。覚えておいて損はないはずです。
直会の乾杯の流れ
- 挨拶の「乾杯!」の発声に合わせて、一同「乾杯」と言います
- その後、御神酒を飲み、「おめでとうございます」と工務店と参列者が言います
- 施主は「ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と答えます
*御神酒が飲めない方は口にするマネで結構です。
地鎮祭の挨拶3回目・・・・ご近所への挨拶
地鎮祭後の挨拶は細かいことは工務店さんにお任せしても大丈夫なようです。工務店さんの多くが、施主さんと一緒か、工務店さんが挨拶に回ります。手土産や留守の時の手紙なども用意しているところがほとんどです。
私が地鎮祭の準備していると近所の方が、「今日は地鎮祭なんだね?」と声をかけてくれます。近所の方は誰が住むのか気にしていますし、隣同士の場合は境界線である塀やどれくらい日陰になるかを気にしています。たまに、「まだ挨拶がないんだけど」と不安を口にされる方もいらっしゃいます。
近所の方が不安に思う工事の期間と、駐車の問題、工事の音、家の概要、引っ越しの時期の目安など伝えると相手は安心すると思いますよ。こういうことは施工さんが伝えてくれて、最後に「こちらが○○さんです」と施主さんを紹介します。その時に、「こんにちは、今後ともよろしくお願い申し上げます。」と挨拶をすればいいくらいです。
最後に
地鎮祭の挨拶には神社は直接関わりませんが、何件も経験していると、施主さんのご近所への挨拶を見ることが多くあります。その様子からご近所への挨拶に不安に思うことはないと思います。とにかく笑顔で挨拶することを心に留めれば挨拶文は必要にないと思いますよ。
地鎮祭の悩みって色々ありますよね。一つでも少なくするために地鎮祭の準備から進行まで私自身が行っています。(当社の出張祭典をよかったら読んでくださいね)地鎮祭の準備や片付けにご近所の方にお会いしたらなるべく愛想良くしています。これも中取り持ちのお役目だと思っています。